点滅ダッシュ

ランニング、車とバイクのメンテ備忘録、発達障害

娘が生まれて、2か月と3週間。2022年10月

 

娘が生まれて、2か月と3週間。

 

お母さんのおなかの中にいるときから「ここに一人の人間がいる」という感覚があり、生まれた日に初めて会ったときも「中にいた人が出てきて、状況が理解できず混乱しているな」という印象だった。

 

生後すぐの娘の動画を見ても、顔も反応も同じ「同一人物」が、ただただ育っているという感じ。

 

世にいう「溺愛」という感覚はなくて、「人間が一人増えた」という感じ。「パパ」とか「父親」とか言われてもあまり実感がなくて、自分は自分で、娘という人間が一人、自分の生活に、人生に、現れたという感じでとらえている。

 

今はまだ、首もすわっていないし、ただ泣いて、喃語を発し、ミルクや母乳を飲み、排泄し、眠るだけの赤ん坊なので、自分の生活もそれほど大きく変わっていない。よく、最初の3ケ月が大変だと言われていて、妻が育休をとっていて、僕が仕事をすることについて理解も、協力する姿勢もあるので、仕事への影響はなく、協力して育児ができている。

 

確かに自分一人のための時間は減ったけれど、それまで仕事が終わってからしていたスポーツは昼休みにするようになったし、それまで仕事帰りにしていた勉強は、朝早く出社したり、娘を寝かしつけてから行っているので、何とかこなせている。

 

ただ、妻は育児をしているだけで精一杯なので、土曜の午前は家じゅうを掃除することにしている。風呂、トイレ、フロアの掃き掃除など。そして、土曜の午後は妻に昼寝をしてもらう。

 

だから土曜日の日中は、ワンオペ育児状態。これを毎日している女性の苦労は、やってみたものにしか理解できないものだと感じた。福井が好きで、永平寺なんかで宿坊体験をしてみたいなと思っていたが、雲水になって修行をするより、子どもを一人生み(妊娠出産授乳は男性にはできないけど)、育てることのほうが、よっぽど苦行というか、修行になるなと思い、宿坊体験をしたいとは思わなくなった。

 

ずっとはりつめている。

 

なので、一人の時間が、より貴重なものに感じられるようになった。